代表北村のほわっとコラム
2020.6.5
SEOマインドマップ大公開!Google検索に最適化されたホームページとは?抑えておくべきポイントを7つの視点から徹底解説!
街のホームページ屋さん、株式会社リコネクト、代表取締役の北村です。
代表北村のほわっとコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回のテーマは、「ホームページ・ウェブサイトにおけるSEO(検索エンジン最適化)」です。
ホームページを制作し、運用をする場合、一番耳にすると言って過言ではないこの「SEO」について、2020年6月時点での最新の情報とともに、わかりやすく解説してまいります。
また、今回、わたくし「北村流」に、このSEOをたくさんの方々にわかりやすく説明するために、また、説明後も理解し続けていただくために、「SEOマインドマップ」という独自の資料を作成しましたので、そちらも、惜しみなく、公開させていただきます!
Contents
2020年6月最新情報!Google検索アルゴリズムのコアアップデートについて
2020年5月4日、Googleが検索アルゴリズムのコアアップデートのロールアウトを発表しました。
※Google公式Twitterより
Later today, we are releasing a broad core algorithm update, as we do several times per year. It is called the May 2020 Core Update. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see this blog post for more about that:https://t.co/e5ZQUAlt0G
— Google SearchLiaison (@searchliaison) May 4, 2020
わかりやすくいえば、Googleの検索結果を決めるためのルール・方法(アルゴリズム)のとても重要なメインとなる部分(コア)を更新(アップデート)したということです。
Googleは、よりよい検索順位、つまりユーザーにとってより有益な情報を届けることができる検索結果にするために、アルゴリズムを定期的に更新しています。その中でも、コアアップデートが行われると、検索順位は大きく変動することがあります。
ちなみに、今回のコアアップデートは2020年に入って2回目のコアアップデートで、新型コロナウィルス感染症が流行した後の機関でははじめてのアップデートとなり、オンラインで情報を検索するユーザーに対して、より「正確性」「信頼性」「専門性」のある情報を届けるためではないかとも言われています。
コアアップデートに対して行うこと
では、今回のようにコアアップデートが行われた場合、ホームページを運用している方々がしなくてはいけないこととは何なのでしょうか。
結論からいえば、「ホームページの順位確認」です。
普段から、特定のキーワードで順位を調査している方であれば、同じキーワードでの順位がどう変化しているのか、を調査し、変動の度合いを確認します。
ここで大事なことは、「順位が安定した状態での変化の大きさ」です。
アップデートが行われてすぐは、日々変動があり、なかなか順位が安定しませんが、2週間ほどすれば順位は安定します。その順位が、これまでと比較してどうなのか、ということです。
そしてもう一つ大事なことは、「順位が変化していた(下がっていた)」からといって、「ホームページが新しいアルゴリズムにマッチしていない」「新たなアルゴリズムに対応しなくてはいけない」ということを過度に意識しすぎないことです。
「順位が下がった」ということは、「前はそれなりに最適化されていると判断されていた」ということです。アップデートされても、その評価自体が大きく変わることはありません。
では、なぜ、順位が変化(下がる)のか、それは多くの場合、「他によりよいコンテンツと判断されるホームページが存在しはじめたから」という理由がほとんどです。
もちろん、コアアップデートごとに、新たなシグナル(指標)が追加されたり、評価されるポイントや強度に変化はありますが、それらも含め、自社のホームページを他のホームページよりもよりユーザーにとって有益なものにすることで、SEOは実現し、順位も回復します。
この「SEOのためによりユーザーにとって有益なものにする」ために何をすればよいか、をわかりやすく意識できるバイブルが「SEOマインドマップ」です
SEO(検索エンジン最適化)とは
わたくしが考案したSEOマインドマップを紹介させていただく前に、改めて、SEO(検索エンジン最適化)について、説明しておきます。
SEO(検索エンジン最適化)とは、ホームページ・ウェブサイトが、検索エンジン(主にGoogle)において、ユーザーが入力したキーワードに対し、そのキーワードについてよりユーザーにとって有益な情報であると検索エンジンに判断され、検索結果に最適な順位、最適な内容で、表示されること、です。
わたくしがよくお客様やスタッフに説明することは、「決して特定のキーワードだけで上位表示されることのみがSEOではない」ということです。ユーザーはあらゆるキーワード、キーワードを組み合わせたキーフレーズで検索します。その無数のキーワード・キーフレーズに対して、最適な位置に表示されること、そしてクリックしてもらうこと、「ホームページやウェブサイトで伝えたいことが求めいるユーザーにきちんと伝わること」こそがSEOなのです(ロングテールSEO)。
もちろん、その中で、「狙ったキーワードで上位(検索結果の1ページ目)に表示される」ことは、SEOの代表的な結果であることも事実です。
【SEOマインドマップ】SEOについて抑えておくべきポイントをまとめました
マインドマップとは、一つの目的(達成したいゴール)に対して必要な項目や関連するキーワードを、関係性を持たせながらつないで列挙していくマップのことです。
自分が何かを達成したいとき、ものづくりの設計のとき、頭の中を整理するために使われますよね!
これを「SEO」というテーマでまとめたものが「SEOマインドマップ」です。
このSEOマインドマップに登場する下記7つの視点から、少し詳しく解説していきたいと思います。
- 制作手法
- コンテンツ
- モバイル対応
- 登録・連携
- 表示速度
- 設定
- 運用
制作手法
少し専門的な部分にはなりますが、ホームページ・ウェブサイトを制作するためには、タグというプログラム言語を使用します。どのようなタグを用いて、どのようなタグの構成で、ホームページを制作しているか、検索エンジンのロボットはこのタグをヒントに、ページの内容を読み込み、コンテンツの内容を認識します。
特に、<title>(タイトルタグ)や<h>(見出しタグ)などの内容は、昔から重要だと言われています。
本の立ち読みで、本のタイトルや帯、目次を参考に買うか買わないかを決めることがあるかと思いますが、そういった感覚と同じように、検索エンジンのロボットも、ウェブページのタイトルや見出しを参考にコンテンツの把握をしているというイメージですね。
その他、<ul><li>(箇条書きタグ)や<strong>(強調タグ)、<a>(リンクタグ)なども、重要なキーワードを含んで使用することでSEOに効果があると言われいます。総じて、HTML/CSSの正しい記述方法・構文にてマークアップすることが、検索エンジンのロボットに正しく読み込んでもらうために大切なことです。
制作手法でもう1点、ホームページ・ウェブサイトを構築するためのフレームワーク(CMSなど)も重要です。
フレームワーク、つまり、ホームページ制作の基幹となるプログラム・システムです。
ホームページ全体がどのような構成になっていて、どこに何のことが書いてあるのか、Googleの検索エンジンロボットが把握しやすいような構造になっていることが望ましいフレームワークです。
ページやカテゴリーがタイトルを軸にきちんと種別で構造化されていて、それぞれの階層にコンテンツが紐づいていることが、Google検索ロボットにとって内容を把握しやすい構造だと言われています。最も有名で最も多く使用されているフレームワークが、弊社リコネクトでも使用しているWordPressですね。
WordPressの「投稿」という機能は、カテゴリー・サブカテゴリーに記事が紐づいている構造が軸となっており、Google検索エンジンのロボットに内容を認識してもらいやすいフレームワークの代表的な一つです。
コンテンツ
現状、SEOにおいて、最も重要であると言っても過言ではない項目が、この「コンテンツ」です。
Googleは、ことあることに、SEOにおける見解の中で、ホームページ・ウェブサイトが「ユーザーにとって有益な情報」「優良なコンテンツ」であるかどうかが重要、という表現をします。
なんとなく、理解できることかもしれませんが、具体的にと言われると、奥深い話です。
SEOマインドマップにもまとめていますが、「キーワードの選定」や「キーワードの頻出率」など、キーワードを軸としたコンテンツづくりはとても重要です。
そもそもSEOとは、「キーワードに対して」の検索エンジン最適化ですから、「どのようなキーワード」を軸としたコンテンツなのか、これを先に決めることが大切です。
キーワードの軸を決めずにコンテンツを制作し、後から「このキーワードで検索順位の上位に・・・」というパターンが一番よくありません。
最適化することで本当に意味があるキーワードを選定し、そのキーワードに沿ってカテゴリーを決め、ページを構成し、コンテンツを制作するべきです。
少し前にはなりますが、このほわっとコラムでもキーワードを軸としたホームページ制作について記事をアップしておりますので、参考にしてみてください。
関連記事
そしてもう1点、重要な考え方として、Googleが提唱している「E・A・T」があります。
Googleは、ホームページ・ウェブサイトがこの「E・A・T」にどれだけ即しているかを評価しています。
コンテンツのことだけではありませんが、主にコンテンツにおいて「専門性」「権威性」「信頼性」という観点において高い水準かどうかが、SEOにおけるコンテンツ評価の軸となっていることは間違いありません。
また、昨年のGoogleウェブマスター公式ブログの記事に掲載されているホームページ・Webサイトへの確認項目もとても参考になります。
参考記事
Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
モバイル対応
Googleは、昨今のモバイル利用率への意識もあり、モバイルにおけるホームページ・ウェブサイトの見え方やコンテンツを、検索アルゴリズムのシグナルに加えています。
特に、2018年より順次適用されはじめた「MFI(モバイルファーストインデックス)」により、Googleが検索順位を決めるために参照するホームページ・ウェブサイトのデータを、PCからモバイルへと移行しているため、モバイルにおけるホームページ・ウェブサイトの見え方・内容はとても重要です。
モバイルでの表示が最適化されていれば(モバイルフレンドリーであれば)、モバイルでの検索順位ではより優位にもなりますので、モバイルへの対応はもはや必須といえますね。
関連記事
Googleが発表したモバイルファーストインデックス(MFI)の開始とは?企業サイトのSEOへの影響と知っておきたい4つのポイント
登録・連携
Googleは検索結果に、「Googleマイビジネス」というGoogleのサービスに登録された企業や店舗を表示しています。
これは、Googleマップとも連携しており、ホームページのアドレスを登録(自然に登録されていることもあります)することで、社名や地域ワードによる検索の結果にも表示されますし、新規のホームページ制作であれば、Googleのデータベースへのクロール(読み込み)を促進させる効果もあるようです。
YouTubeなども含め、Googleのサービスとホームページ・ウェブサイトを連携(リンク登録)しておくことは、いずれにしてもプラスなことかと思います。
その他、FacebookやTwitterなどで、ホームページのリンクアドレスをシェアしたり、更新したページや記事をブロードキャストすることは、ホームページ自体のSEOに直接起因することはありませんが、アクセスの間口を広げることとなり、アクセス数アップにつながり、結果として、SEOの効果が出る可能性もあります。
表示速度
こちらは、モバイル対応と併せてGoogleが提唱しているシグナルです。
モバイルユーザーが増え、あらゆる環境でウェブを閲覧できる世の中で、表示(読み込み)速度はユーザーにとって重要なエクスペリエンスだと判断されています。
画像の遅延ロードやサイズの圧縮などの代表的な対策はもちろん、ウェブフォントの読み込み方やコードの書き方、WordPressなどのCMSプログラム・プラグインの設定など、様々な観点から速度を意識して制作することが必須となっています。
設定
コンテンツや手法を意識して制作したホームページ・ウェブサイトに対して、きちんとした設定をすることも重要なSEOの一つです。
- 検索エンジンに読み込んでもらう(クロール)
- 検索結果データベースに登録してもらう(インデックス)
という基本的な設定のほか、検索結果によりよく表示させる構造化データの設定、独自ドメインや常時SSLの設定、URLの正規化など、せっかく制作したホームページ・ウェブサイトを「正しく」検索エンジンのロボットに認識してもらうための設定は、公開時の必須作業といえるでしょう。
運用
ホームページの公開後、何もせず放置していると、SEOが低下してしまいます。
ホームページは公開してからがスタートです。
定期的な更新はもちろん、キーワードの見直しや記事・ページなどのコンテンツ追加、ホームページの変化をGoogleにしっかりと伝える作業(クロール依頼)、変化するGoogleの検索アルゴリズムへの対応など、ホームページを放置することなく、定期的に検索結果をチェックして、必要な運用をしっかりと行いましょう。
また、「被リンク」は、いまだSEOにおいて重要な要素の一つです。
被リンク、つまり他のサイトからリンクされていることですが、重要な要素といっても、低品質なリンクを数多く取得しても意味はありません。あまりに数が多すぎると、検索インデックスから外されてしまうくらいです。
ですが、そのホームページ・ウェブサイトと意味のある関連性をもった高品質なホームページ・ウェブサイトからの被リンクは、Googleが提唱する「E・A・T」の「権威性」「信頼性」という観点で評価されます。
SEOマインドマップ(無料ダウンロード)
非常に簡単に、ざっくりと、SEOマインドマップの7つの大項目について解説してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
本当に一つ一つ、詳細項目まで徹底解説すると、コラムには書ききれませんので、これからホームページ・ウェブサイトを制作しようとしている方、現状ホームページをお持ちでリニューアルを考えている方など、SEOについてもっと知りたいという方はお気軽に弊社リコネクトまでお問い合わせください。
また、このSEOマインドマップには、実は全項目について詳細に説明をしている「完全版」がございます。
完全版については、みなさまに何らかの方法でお届けできればと思っておりますが、本コラムで紹介したSEOマインドマップについては、PDFにて下記よりダウンロードしていただけます。
SEOマインドマップPDF1ページ版ダウンロードはこちらから
(株式会社リコネクト 代表取締役 北村真弘 作)
少しでも、みなさまの「SEO」にお役立ていただければと思います。
今後のSEOについて
Googleは、2020年6月5日、先に発表した「速度」「応答性」「視覚的安定性」などの「ウェブに関する主な指標」に基づき、これらの「ページエクスペリエンス」を検索ランキングのシグナルに加える準備をしていると発表しました。
参考記事
より快適なウェブの実現に向けたページ エクスペリエンスの評価
読み込み時間、インタラクティブ性、読み込み時のコンテンツの安定性など、ウェブページにユーザーがいかに「簡単に」「安定的に」ストレスなく」アクセスできるかといった点ですね。
今後のアルゴリズムのアップデートについて、「ページエクスペリエンス」の要素を加える時期については、コロナウィルス間施法による影響が落ち着いてから行う予定と言及しているため、すぐにではありませんが、今から、意識しておくと後々優位になるということです。
デザインやコンテンツとはまた違った側面での「ウェブページを見るという行動」に対する意識、今後のSEOにはまた新たな要素が加わりそうですね。
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